よくあるご質問(インドBIS認証)
Q1:(BIS認証-CRS) インドへ電子機器やIT機器などの製品を輸出する際に強制されるBIS認証とは何でしょうか?
インドで販売されるAV・IT・バッテリー・電子機器・ソーラー関連製品など(78品目)については、2012年から開始された強制認証登録制度(CRS:Compulsory Registration Scheme)に基づき、インド標準局 (BIS: Bureau of Indian Standards) への登録が義務付けられています。
対象となる製品はインド国内の認定試験所で製品に適用されるインド規格(IS規格)に従って安全試験を実施し、インド国内のBIS認定されている現地代理人やエージェントによって登録申請を行うことが必要です。
安全規格に適合したあと、登録申請に必要な書類提出・BISへの申請料支払うと、審査を経てBIS認証を取得することになります。
BIS認証を取得すると、製品にBISマークを貼りつけて製品出荷することができます。BISマークには対象製品の適用IS規格番号(IS number)、登録認定番号(Registration number:R-xxxxxxxx)、BIS WebサイトのURL(www.bis.gov.in)を表示しなければなりません。
Q2:(BIS認証-CRS) どのような製品が対象になるのでしょうか?
- 現時点(2022年4月)では、以下の製品全78品目が対象となっています。
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AV機器(テレビ、オーディオ機器、ビデオゲーム機器、プロジェクタ、ビデオカメラなど)
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IT機器(PC、プリンタ、ACアダプター、ディスプレイ、HDD/SSD、SW電源、デジタルカメラなど)
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通信・画像端末機器(留守番電話、セットトップボックス、携帯電話、CCTVカメラ・レコーダなど)
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LED照明器具(AC/DCコンバータ、LEDモジュール、各種LED照明、調光器など)
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電子レンジ、電子時計(AC入力)、UPS(5kVA以下)、スマートウォッチ、
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ポータブル機器用二次電池(セル/バッテリ)
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業務用端末(複合機、POS端末、キャッシュレジ、バーコードリーダー、各種認識スキャナーなど)
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ソーラーパワー製品(PVモジュール、パワーインバータなど)
- 低圧開閉装置・制御装置(遮断機、開閉器、断路器、接触器など)
- 化学製品(オルトリン酸、ポリリン酸)
BIS強制認証対象製品と適用規格に関しては、こちらでご確認ください。
ご不明の場合は、弊社お問合せページへご連絡願います。
Q3:(BIS認証-CRS) どのように申請すれば認定されるのでしょうか?
申請者がBISから認定された各製品に対して、製品のブランド及びその製品の製造者毎に個別の認定番号が与えられます。製品が異なる場所でも製造されていれば別の認定番号となるため、製造者(製造工場)が申請者となり、ブランド毎に申請する必要があります。
申請にあたっては、現地代理人(AIR:Authorized Indian Representative)が指定のフォームに基づいた申請書類を承認後、BISへ提出します。現地代理人は、製造者のインド国内の支店、ブランドオーナーのインド国内にある支社・支店、または現地販売法人であることが指定されています。
新規申請の場合は、まず製品に応じてインド国内にあるBIS認定試験所による試験を実施し、製品に適用されるインド規格(IS規格)に適合したテストレポートをBISオンラインに登録する必要があります。
新規申請、更新申請、変更申請など申請内容によって、必要な申請書類の提出と申請料金・ライセンス料金を支払うと、オンライン上に認定のステータスが表示され、新規申請ならば約2-3週間で認証レターが発行されます。
申請や現地試験に関して、弊社が窓口で対応致しますので、どうぞお気軽にご相談ください。
こちらのページからお問い合わせ願います。
Q4:(BIS認証-CRS) 認定前や認定後の、工場監査はありますか。ライセンスの有効期間は?
申請するにあたって、工場のビジネスライセンス、ISO認定書などを提出します。未登録の場合はBISによる審査後、工場ごとにオンラインIDが発行されます。CRSの強制認証登録制度ではBIS審査官が工場に実際に訪問するような監査は、認定前も認定後もありません。
しかし、BIS認証でもISI認証取得の際には製品の製造品質などを審査するため審査官による工場監査が実施されます。
最初に製品安全認証を取得後、2年間有効となりますが、その後、2回目以降は2~5年の選択が可能です。
ライセンスを継続利用する場合は、認証番号単位で年次更新申請を行う必要があります。
Q5:(BIS認証-CRS) 認定後、設計変更やモデルを追加する場合はどのようにすればよいのでしょうか?
重要部品の変更などの設計変更では最初のテストレポートの重要部品リスト(Critical Componets List : CCL)は申請時にBISに申請されていますので、この部品が変更になった場合、CCL変更申請を行う必要があります。
変更内容によっては、現地試験所での試験が必要になる場合があります。
また申請書などに最初の申請時に登録した製造者や現地代理人の署名者、代表者、住所、メールアドレスなど工場情報が変更になった場合は、BISに変更届出(ONC申請)を申請する必要があります。
モデル追加する場合は、同じ製造者かつ同じブランドの登録番号にモデル追加の申請をすることができます。試験の要否は製品仕様によりますので、まずは弊社までご相談ください。