よくあるご質問(インドBIS認証)

Q1:(BIS認証-CRS) インドへ電子機器やIT機器などの製品を輸出する際に強制されるBIS認証とは何でしょうか?

インドで販売されるAVIT・バッテリー・電子機器・ソーラー関連製品など(74品目)については、2012年から開始された強制認証登録制度(CRSCompulsory Registration Scheme)に基づき、インド標準局 (BIS: Bureau of Indian Standards) への登録が義務付けられています。


対象となる製品はインド国内の認定試験所で製品に適用されるインド規格(IS規格)に従って安全試験を実施し、インド国内のBIS認定されている現地代理人やエージェントによって登録申請を行うことが必要です。

安全規格に適合したあと、登録申請に必要な書類提出・BISへの申請料支払うと、審査を経てBIS認証を取得することになります。


BIS認証を取得すると、製品にBISマークを貼りつけて製品出荷することができます。BISマークには対象製品の適用IS規格番号(IS number)、登録認定番号(Registration numberR-xxxxxxxx)、BIS WebサイトのURL(www.bis.gov.in)を表示しなければなりません。

  

Q2:(BIS認証-CRS) どのような製品が対象になるのでしょうか?

 

BIS強制認証対象製品と適用規格に関しては、こちらでご確認ください。

ご不明の場合は、弊社お問合せページへご連絡願います。

 

Q3:(BIS認証-CRS) どのように申請すれば認定されるのでしょうか?

申請者がBISから認定された各製品に対して、製品のブランド及びその製品の製造者毎に個別の認定番号が与えられます。製品が異なる場所でも製造されていれば別の認定番号となるため、製造者(製造工場)が申請者となり、ブランド毎に申請する必要があります。


製造者からの指定のフォームに基づいた申請書類を現地代理人(AIRAuthorized Indian Representative)承認後、BISへ提出します。現地代理人は製造者やブランドオーナーのインド国内にある支社/支店、または販社などが一般的ですが、該当しない場合、弊社へご相談ください。


新規申請の場合は、まず製品に応じてインド国内にあるBIS認定試験所による安全試験を実施し、製品に適用されるインド規格(IS規格)に適合したテストレポートをBISへ提出する必要があります。


新規申請、更新申請、変更申請など申請内容によって必要な申請書類の提出と申請料金を支払うと、BISによる審査が開始されます。オンライン上で審査のステータスが表示され、新規申請ならば約1ヶ月前後で認証レターが発行されます。


申請や現地試験に関して、弊社が窓口で対応致しますので、どうぞお気軽にご相談ください。

こちらのページからお問い合わせ願います。

 

Q4:(BIS認証-CRS) 認定前や認定後の、工場監査はありますか。 ライセンスの有効期間は?

申請において工場がBIS未登録の場合、ビジネスライセンス、ISO認定書などを提出。BISによる審査後、工場毎にオンラインUser-ID/パスワード作成により工場登録されます。BIS審査官が工場に実際に訪問するような監査は、CRS認証では認定前も認定後もありません。

しかし、BIS認証でもISI認証取得の際には製品の製造プロセスや品質管理を審査するため審査官による工場監査が実施されます。


最初に製品安全認証を取得後、2年間有効となりますが、その後、2回目以降は25年の選択が可能です。

ライセンスを継続利用する場合は、認証番号単位で年次更新申請を行う必要があります。

 

Q5:(BIS認証-CRS) 認定後、設計変更やモデルを追加する場合はどのようにすればよいのでしょうか?

最初のテストレポートで重要部品リスト(Critical Components List : CCL)が申請時にBISに登録されていますので、この部品がEOLや設計変更になった場合、CCL変更申請を行う必要があります。変更内容によっては、現地試験所での試験が必要となる場合もあります。 CCL変更申請)


最初または以前の申請時に登録した工場の署名者ほかマネジメント情報や現地代理人の情報などが変更になった場合は、BISに変更届出を申請する必要があります。ONC申請/AIR変更申請)

 

モデル追加する場合は、同じ製造者かつ同じブランドの登録番号にモデル追加の申請をすることができます。Inclusion申請)

試験の要否は製品仕様によりますので、まずは弊社までご相談ください。

 

 



Q6:(BIS認証-ISI) インドへ製品を輸出する際に要求されるISI認証とは何でしょうか?

インドで製品を販売するためには外国製造業者認証制度(FMCSForeign Manufacturers Certification Scheme)に基づき、インド標準局 (BIS: Bureau of Indian Standards)が指定した製品はBIS製品認証ライセンスを取得することが必要です。


インド国内の現地代理人を指名したうえで、申請書を提出し書類審査を受け、海外の製造業者がBIS規定の製造/試験要件に準拠しているかを判断するため、工場監査やインド国内の認定試験所による現地試験が実施されます。その後、最終審査を経てISI認証を取得することになります。BIS-ISI認証を取得すると、製品にISIマークを貼りつけて出荷することができます。


ISIマークには対象製品のIS規格番号(IS number,登録認定番号(Licence numberCM/L-xxxxxxxxxx,BIS URLを表示しなければなりません。



Q7:(BIS認証-ISI) どのような製品がISI認証の対象になるのでしょうか?

  • 現時点(2024年6)では、以下の製品等を含む全644品目が対象となっています。
  • 家庭用電気製品(ブレーカ、電力量計、スイッチ、電球、エアコンなど)
  • 乾電池、プラグ/ソケット、配電変圧器、誘導モーター、コンデンサなど
  • タイヤ、ガラス、ケーブル(PVC絶縁電気用など)、ホイールリムなど
  • ガスボンベ、バルブ取付具、レギュレータ、ヘルメットなど
  • 鉄鋼製品(各種鋼線・鋼板・鋼帯、ステンレス、型鋼など)
  • 化学製品(苛性ソーダ、メタノール、ポリエチレン、ABS樹脂、など)
  • セメント、おもちゃ、食品(ミルク、ミネラルウォーターなど)
  • 家庭用圧力鍋、LPG用ゴムホース、アルミホイル、コピー用紙、履物など
  • プレス工具、冷蔵庫、ミシン、鉄パイプ、PVCパイプ、調理器具など
  • ボルト、ネジ、ファスナー、チェーン、ワイヤー、Vベルトなど
  • アルミニウム地金/加工品、銅/加工品、ニッケル

BIS-ISI認証対象製品と適用規格に関しては、BISのWebサイトからご確認ください。


Q8:(BIS認証-ISI) ISI認証はどのように申請すれば認定されるのでしょうか? ライセンスの有効期間はどのくらいですか?         

BISのライセンスは製造者及び製品毎に個別の登録認定番号が付与されます。そのため製造者(製造工場)が申請者として製品毎に申請します。また外国の製造者はFMSCのスキームに従い、現地代理人(AIRAuthorized Indian Representative)を指定する必要があります。


【申請手順】

①申請者は製品情報や製造・品質管理に関して要求される製造工程や部品・原材料、製造機器、試験機器の各リストなど数多くの申請書類をとりまとめてBISへ提出します。

②申請資料の書類審査が完了後、申請元の製造工場へ監査官が訪問して工場監査が実施されます。監査官は申請書の内容にもとづき製造設備を確認し、インド規格通りの試験が実施されるかを確認します。

③工場監査時に指定された試験用のサンプルをインド国内のBIS認定試験所で試験します。製品に適用されるIS規格で規定された基準を満たしているかを確認されます。

④工場監査後、年間ライセンス料金と輸入量に応じたマーキング使用料をBISに支払い、最終審査が完了すれば認証書が発行されます。

 

申請、工場監査、現地試験から最終審査まで、弊社が窓口でご支援致しますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 こちらのページからお問い合わせ願います。


製品認証を初回取得後、1年間有効となりますが、2回目以降は15年の選択が可能です。ライセンスを継続利用する場合は、認証番号単位で年次更新申請を行う必要があります。


Q9:(BIS認証-ISI) ISI認証の初回登録時のBISへの提出資料はどのような内容でしょうか。 

ISI認証スキームでは製品の品質管理や製造状況を確認のため、申請時に、製造工場のISO認定書や品質管理に関する文書の他、製品の製造機器、試験機器リスト、社内試験結果など数多くの書類を提出します。提出資料の詳細は弊社までお問い合わせください。


Q10:(BIS認証-ISI) ISI認証を取得する際に求められる基本条件は何ですか? そのためのガイドラインはありますか? 登録ライセンスで指定されたスコープ以外の製品を追加登録する場合はどのようにすればよいのでしょうか? 

製造業者は、製品に関連するインド規格(IS規格)に従って、製造インフラ、適切なプロセス制御、品質管理、および試験設備と試験機能を備えている必要があります。 また製品はIS規格に規定されているすべての要件にも準拠している必要があります。


IS規格書と製品マニュアル(Product Manual)が製品認証スキーム対象となる製品用のガイドラインとして利用できます。各製品マニュアルには、グルーピング、サンプリングガイドライン、試験機器リスト、検査およびテストのスキーム、スコープの説明などが含まれています。


製品認証で指定された製品スコープ以外の製品について、ライセンス登録が必要になった場合は、スコープ変更申請(CSoL)を実施することになります。申請に際して、現地試験のテストレポートが必要なケースと必要がないケースがありますので、その際は弊社までご相談ください。


安全規格の認証取得支援